2025/09/09
第4回仮想空間デザインコンテスト2025を終えて
2025/09/09
第4回仮想空間デザインコンテスト2025を終えて
7月24日(木)に第4回仮想空間デザインコンテスト2025が開催されました!
私たち学生クラブでは、高校生部門に応募してくれた参加者向けに、動画制作講座を通して作品制作のサポートを行いました。
今回は、動画制作講座の様子と、高校生部門に応募してくれた皆さんの作品をご紹介します!
●動画制作講座について
今回は八代工業高校、玉名工業高校、御船高校、熊本高等専門学校、熊本市立力合中学校から22名が参加しました。
6月22日、29日、7月6日の3日間で、脚本や絵コンテづくり、動画編集をおこないました。
学生クラブからは、10人のメンバーがサポートを行いました!
●作品紹介
チーム名:ライフ
作品名:「私たちの暮らし」
テーマ:グローバル(台湾)
メンバー:伊東 美香 さん、水田 賢吾 さん、濵田 志帆さん (八代工業高校 3年)
審査員へのアピール文書(200字以内):
近年熊本に進出したTSMCが台湾の半導体企業であることからこのテーマを選んだ。
しかし、私達は台湾について全く知らなかったので、熊本との生活様式の違いについて調査し、同性婚(LGBTQ)や食文化、ゴミ出しの習慣を大きな違いとして挙げた。
生活様式や価値観の違いは誤解、偏見を生み、不安感を生む可能性がある。
私達の作品を見て、価値観の違いについて考え、互いを尊重する気持ちを持ってくれたら嬉しい。
チーム名:act
作品名:「海からの手紙」
テーマ:未来
メンバー:亀山 瑠那さん、一期 陽都さん、宗守 あやめさん、守田 将さん (八代工業高校 3年)
審査員へのアピール文書(200字以内):
私たちは海洋汚染に関する現状を知り、海に住む生き物の未来について考えました。
自分自身も含めてゴミや油などに気を遣わず生活している人に改善のための行動を起こしてほしいという願いを込めて作品を創りました。
工夫した点は、カメの目線から問いかけたことで感情移入しやすく、何か行動を起こしたいという気持ちを持ってもらいやすいような構成にしたことです。
あなたはこの作品を見てどんなアクションを考えましたか?
チーム名:ルミナス (ジェイコム九州熊本局長賞 受賞!)
作品名:「変わらない存在」
テーマ:変身
メンバー:岩田 琉生さん、上村 瞬太さん、松浦 伶奈さん (八代工業高校 3年)
審査員へのアピール文書(200字以内):
私達の考える変身の本質は、思いを自分や他者に当てはめること、また変身してもその者の本質は変わらないということです。
それを子から見た親に当てはめてこの作品を作りました。
子から見た親は頼りになる存在である時もあれば、面倒な存在と感じる時もある。
しかし、知らないうちに頼っていたり守られていたりするものであり、それに気づいた時、親の存在は、憧れ、目標となる存在になるだろうという思いから制作しました。
チーム名:チーム安心
作品名:「安心な世界をつくろう!」
テーマ:安心
メンバー:前樫 晏妃さん、山口 奈那さん、野々原 佑樹さん (八代工業高校 3年)
審査員へのアピール文書(200字以内):
私たちは世界中の一人一人に向けて、各地で毎日起こっている戦争や災害などの「不安」から目をそらさず、誰もが「安心」して過ごせる世界をつくるために、私たちができることからしていきましょう!
という思いを込めてこの作品をつくりました。
特に工夫したのは、ただ安心を伝えるのではなく、不安の恐ろしさや安心の大切さを対比して、
より安心の重要性を強調した点と、不安を霧で表現し、安心を光で表現した点です。
チーム名:玉名工業高校電子科 (熊本市北区長賞 受賞!)
作品名:「あなたの未来」
テーマ:未来
メンバー:叶 悠人さん、森 留那さん、村田 菜緒さん、森 結衣さん、小波 碧人さん、宇田 拓舞さん (玉名工業高校電子科 3年)
審査員へのアピール文書(200字以内):
近年の社会では、AIを使う人が増えています。
しかし、AIによる事故があったとき、その責任は誰にあるのか、私たちはどうしたらよいのか、使う人が増えているからこそ、今考えるべき時だと思います。
AIにより、職業の減少やプライバシーの保護などたくさんの課題が問題視されています。
私たちは、これからの社会を担っていく若者たちにもっと考える機会を増やしたいという思いを込め、この作品を作りました。
チーム名:ミフネコ
作品名:「交通事故のない世界」
テーマ:未来
メンバー:井添 大耀さん (御船高校 3年)
審査員へのアピール文書(200字以内):
私はAIを活用し、交通事故のない未来を実現したいと考えています。
毎日のニュースで事故を目にするたび、なぜ事故が減らないのか疑問を抱くからです。
この問題を解決するために新しい技術のAIに注目してみます。
AIは危険を正確に予測し、自動で迅速に対応でき、多くの命を救えると信じています。
生活が安全で安心できる社会に変わる未来を、AI技術を使って切り開いていきます。
チーム名:熊本高等専門学校(1年)
作品名:「革新人材」
テーマ:変身
メンバー:宮嵜 朱祐音さん (熊本高等専門学校 1年)
審査員へのアピール文書(200字以内):
私は今の若者に向けて、変革を起こす気持ちを常に持ってほしいという思いでこの作品を作りました。
工夫したところは、バッドエンドにした点と最後に足音を入れた点です。
一見明るい話のような始まり方ですが、人の仕事がAIに取られていく今、危機感を持ってもらうためあえて不安をあおる結末にしました。
また足音は、自分のすべき行動を模索し続ける様子を表現しており、声色の変化は私本人の意思であることを意味しています。
チーム名:力合中学校 (ベネッセコーポレーション賞 受賞!)
作品名:「ターニングポイント」
テーマ:変身
メンバー:前田 織慧さん (力合中学校 3年)
※賞状は前田さんの代理で八代工業高校生徒さんに受け取ってもらいました。
審査員へのアピール文書(200字以内):
この作品の主人公は私の変身への願望の具現化です。
いつか、自分の常識をぶち壊す鮮やかな衝撃をくれる人を待ち望んでいた過去の自分への手紙でもあります。
なぜそれを表現しようとしたかというと、今、変わりたくて、でも、道標がない人に私の作品を道標にして変身してもらおうと思ったからです。
それを表現するため、最高に鮮やかに美しく描き上げました!
自作のアニメーションとキャラの表情に注目してください!
今回コンテストに参加してくれた高校生・中学生たち、そして学生クラブの皆さん、制作お疲れ様でした!
見事賞を受賞したチームも、残念ながら受賞出来なかったチームも、このコンテストに参加した事が成長につながれば良いなと思います!
3週間という短い時間でしたが、本当に素晴らしい作品を皆さん作られていて、とても感心しました。
また、休日の中、高校生・中学生たちをサポートしてくれた学生クラブの皆さん、本当にありがとうございました。
高校生・中学生たちにとって助けになったと思いますし、自分たちの成長にもつながったと思います。
今回参加してくれた皆さんが、今後各々の道で活躍する事を願っています!
(編集:荒田)