2025/09/17
IoT・AIセンターにて、グジョン先生の小学校教師向けプログラミングワークショップを実施しました!
2025年8月30日(土)に、崇城大学 IoT・AIセンターにて「グジョン先生の小学校教師向けプログラミングワークショップ」を実施しました!その様子をご報告します!
●はじめに
今回、参加される小学校教師を募集するために、紹介動画を制作しました!
ご覧いただけると、活動をイメージしやすいかと思います。
今回の記事では、ワークショップのきっかけや様子についてお伝えします。
●活動のきっかけ
2020年より、小学校でプログラミング教育が必修化されましたが、独立した科目としてではなく、算数や理科など既存の授業の中に組み込まれる形で導入されました。
そのため、多くの先生方はこれまでプログラミングを学んだ経験がなく、「教材づくりに時間がかかる」「指導に自信が持てない」「子どもにどう伝えるか難しい」といった声が現場から寄せられています。
崇城大学 SILCの講師であり、東京科学大学の博士課程にて、子ども向けのプログラミング教育について研究しているグジョン先生は、そうした先生方を支援し、安心してプログラミング教育に取り組める環境を整えたいと考えました。
そこで今回、崇城大学IoT・AIセンターを拠点に、グジョン先生と学生クラブが協力し、教員向けのワークショップを企画しました。
この取り組みを通じて、先生方自身がプログラミングを楽しみながら学び、その楽しさを子どもたちと共有できるようになることを目指しています。
●活動内容
今回は、4名の先生方が、ワークショップに参加してくださりました!
また、学生クラブからは4名のメンバーがワークショップのお手伝いをしてくれました!
以下にワークショップの内容について記載します。
①オリエンテーション
今回はオリエンテーションとして、16進数を用いて、自分の名前を表すブレスレットを、小学校の先生方と作成しました!
アルファベットを16進数に変換し、それを黒・白・赤のビーズに対応させて並べることで、自分だけの「コード入りアクセサリー」を作成しました。
②Scratchを用いた小学5・6年生向けの算数の図形問題作成
小学5・6年生の算数に出てくる三角形や四角形の問題を、Scratch上で動かしながら解ける教材に変える活動を通して、算数とプログラミングを結びつける実践を体験しました。
中には、星形の図形をプログラムで作成しようとする先生もいらっしゃいました。
③簡単なAI(Google Teachable Machine)を使った学習
カメラに手をかざしたりポーズをとったりして、AIに「これは手」「これは顔」と学習させる簡単なモデルを作成しました。
AIが自分の動きに反応する様子を見て、先生方からも驚きの声が上がりました。
④Arduinoを用いた簡単なプログラミング体験
Arduinoを用いて、LEDを点滅や、気温の測定を行いました。
実際にLEDの光がついた瞬間には「おお!」という歓声もありました。
ただ、プログラミングをするためのコードを書いたり、配線(特にブレッドボード)を理解するのが難しいと感じる先生もいらっしゃいました。
●おわりに
今回ワークショップを経て、まずは参加してくださった先生方が、楽しんでプログラミング等の情報技術に触れておられた点が最もよかったと考えています。
ただ、プログラミングになじみが無い先生方に、私たち学生クラブやグジョン先生が、どうやって分かりやすく、単純にプログラミングを教えるのか、という点が課題として残りました。
今後ワークショップを開催する際には、もっと簡略化したうえで臨みたいと考えています。
最後に、今回参加してくださった小学校教員の皆様、ご参加ありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
荒田